新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、５日前突如、政府から打ち出された『小中高校・特別支援学校の臨時休校』。愛媛県や松山市の教育委員会の指示により、明日からの実施を前に、あわただしい１日でした。

　校門の木蓮が真っ白な花を咲く向陽の朝、生徒たちはいつものように元気に登校してきました。４時間授業の後、５校時に放送による臨時全校集会が行われ、校長先生から臨時休校措置のお知らせと生活についての説明がありました。その後、生徒会により、１・２年生から３年生へ励ましの言葉、３年生からお礼の言葉があり、ひと足早い修了式、卒業式のようで、誰もが神妙に聞いていました。

　大掃除では、どの教室もすっかり掲示物等がはがされ、次の学年へ引き継ぐために、隅々まできれいに掃除しました。

　６校時には、学級活動が行われ、臨時休校並びに春休み中のたくさんの課題プリントや生活記録表等が配布され、担任の先生から諸注意がありました。

　３年生の教室では、卒業に向けての感想発表や記念撮影が行われ、思い出づくりがなされました。放課後には、県立高校一般入試や特別支援学校入試に向けて受検指導があり、受検生は少し不安な面持ちで真剣に説明を聞いていました。

　１７日の卒業式が開催できるか心配ですが、急遽決まった臨時休校中の生徒たちの健康安全と充実した生活、受検合格、そして、新型肺炎流行の一日も早い終息と学校再開を心から願っています。